[一級建築士製図試験]合格の前の全段取り

一級建築士製図試験を合格するために

「製図道具」平行定規

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平行定規は調べていると色々とあります。

私が選んだものは 

 

ムトー ライナーボードUM-06N7 A2平行定規 というものです。

ムトー ライナーボードUM-06N7 A2平行定規
 

定規部分をフロートした状態で維持出来るので、作図用紙の汚れ防止に役立ちます。(他メーカーの平行定規でもフロート機能が付いているものはあります)

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板裏に付いた脚で製図板の角度を変える事が出来ます。

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但し実際の試験会場によっては、机の奥行きが浅く脚が乗らない可能性もあります。

ですので、試験会場で配っている枕を使用する事をお勧めします。ご自分が通うことになった製図の学校に必ず置いてあると思いますので、事前にもらって使用感に慣れておくと良いです。枕に設置すると製図板の角度も大きくなるので、作図時に立ち上がらなくても済む方もいると思います。

 

 

他メーカーのものでは

ドラパス A2平行定規 ドラパスボード DXM-601 (ソフトケース付) 09007

をよく見かけました。ムトーの平行定規よりも、少しお手頃価格の傾向があるようです。

 

 

 

「製図道具」手ぼうき

 

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消しクズや鉛筆の粉を払う道具は何を選んでいますか。

製図用には羽根箒やブラシが用意されていますが、刷毛を利用するのは一つの手かも知れません。

  

程よく硬く、消しクズなどを払い易いです。また、製図用の道具よりも安価です。ホームセンターの塗装関係のコーナーでよく見かけるので、気に留まれば一度使い心地を試してみて下さい。

 

 

 

「製図道具」フローティングディスク

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フローテングディスク が正式名称だそうです。

貼りすぎると線を引く際にジャマになりますので程々に。

貼り付ける位置は、他の記事にある三角定規などの画像を見ていただくと参考になると思います。


小さな三角定規なら、2枚程度でも十分効果があると思います。

ウチダ フローティングディスク 100-0040

ウチダ フローティングディスク 100-0040

  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

「製図道具」ドラフティングテープ

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ドラフティングテープ 

このテープは、なかなかの金額です笑

私はケチってマスキングテープで貼っていましたが、持ち込みNGの場合があるようです。これはケチらずに買った方が良いかもしれません。

使用感ですが、粘着力は程よいかと思いますが

私はマスキングテープで十分でした。

 

 

「製図道具」シャーペン

シャープペンシルにはこだわってください。

これと決めるまでに何種類買って試したか正確には覚えていませんが、安価なものから高価なものまで30種類は試したと思います。店頭での試し描きだけでは、なかなか判断出来ないのもです。

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描き心地、程よい重量感、芯の折れにくさ、疲れにくさなど、色々な点から判断して、結局このGRAPHGEARのシャーペンにしました。1本500円ですし、製図用シャープペンの中では比較的安価で助かります。

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だからというわけではないですが、試験には予備の1本を忘れないようにしましょう。不意に落としてペン先が曲がると、製図が出来ませんからね。

 

芯は0.9mmの2Bと、0.5mmのBを使っていました。

0.9mmの方では、柱のみ 描きます。

0.5mmの方では、その他すべてを描きます。

図面を何枚も描いた結果、線がはっきり見えて、空間(間取り)がはっきり見える図面を仕上げるためにこの2本で線を引きます。

きれいな図面は、やはり合格しやすいようですから。

一定の太さを維持した線が引けるように、シャーペン本体を回しながら線を引く方法は身につけて損はないです。力加減の勘を掴めば、0.5のシャーペンでも、0.3mmのシャーペンのような細い線も引けるようになります。

 

 

 

 

 

「製図道具」電卓

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暗算などの計算間違えは致命的ですが、信じ切って使っている電卓に打ち間違えがあっても然りということで、私の場合は出来るだけボタンの大きい電卓を選びました。

 

桁の大きな計算をするわけでもないし、複雑な計算も必要ないので、写真右側の

MILANの電卓は良い選択だったと思います。

 

 

 

MILAN カリキュレーター No.151708 ブラック
 
カシオ 卓上電卓 12桁ミニジャストタイプ MH-120L-N
 

 

 

「製図道具」コンパス

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コンパスは、テンプレートで描けない大きさの円を要求された時に使う程度ですが、あった方が良いです。種類が色々とありますが、使う機会が多いわけではないので、高価なものは買う必要が無さそうです。ただし、安すぎるものは軸がぶれて作図中のストレスになりますので、ご注意を。

 

 

「製図道具」消しゴム

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最近は先が細くなったノック式のものもありますのでそれが便利です。正直これがあると、字消し板は不要かと思います。

ただし、消しゴムを出来るだけ使わずに済むように、間違えないで線を引く事が時短にも繋がり

図面もきれいに仕上がりますので、一番意識すべき所でしょう。

「製図道具」勾配定規

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建物形状で、勾配屋根の指定がある時などに使いますが、あれば便利です。割とかさばりますが、時短のために持参する方が良いと思います。

登場シーンは少ない割には、意外と金額が高いのがネックですが。。

「製図道具」テンプレート付き三角定規

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バンコ 三角定規45°テンプレートプラス

 

これは、大型の三角定規にテンプレートがついた反則的道具ですが、今のところ試験会場持ち込みNGにはなっていないので、1つ持っておいた方が良いです。受験生の殆どが持っているかも知れません。

私は、この定規を使っていましたので、テンプレートを使いませんでした。

  

 

合否の判別は、誰がしている?

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手描きの図面のため、CAD作図と違い、人それぞれの個性が出ます。

自分の作図した図面が、どのように評価されるかわかることが資格学校に通っている人の優位な点であり、非常に重要なポイントであると考えています。

 

資格学校で言われる事も大事です。

 

何より大事なのは、作図を完結させること。終わらせること。全体的に見て完成していると思わせることが何より大事です。

 

 

製図試験は誰が作っているのか?

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ブラックボックスのようなこの製図試験は、実は製図の学校に通っているあなたが作っている、と言っても過言ではありません。

と言うのも、製図試験の作成者(試験元)は、日○学院や総○資格などの、資格学校での日常の課題や模擬試験を収集し、分析しています。

あなたが作図した図面そのものが試験元に渡っている事は考えにくいですが、各学校で考えられた試験対策(課題)に慣れるように課題を熟していくわけですから、あなたが試験を作っているのと同じだと言う事です。

製図試験は難易度が高くなっていると言われています。それは単純に、資格学校の課題の難易度が上がっているからです。